インターネット時代の”ワールド・ミュージック”:Uprootをめぐってデジタルテクノロジーの話を聞く | Ryosuke HIDAKARyosuke HIDAKA https://ryskhdk.net/upr
1/19(月)に京都女子大学で開催した「インターネット時代の”ワールド・ミュージック”:Uprootをめぐってデジタルテクノロジーの話を聞く」について、ゼミ3回生の大屋和さんに参加レポートを書いてもらいました!!
ゲストとして音楽ライターのimdkm氏(写真左)、大阪音楽大学ミュージックコミュニケーション専攻准教授の渡邊未帆氏(写真右)にお越しいただきました。


Jace Clayton著『Uproot: Travels in Twenty-First-Century Music and Digital Culture』を起点とし、「ワールド・ミュージック 2.0」という概念を軸に、デジタル化がローカルな音楽シーンにもたらした変容についてのお話です。
ソフトウェアの普及が、音楽の多様性を奪う危険性や、新たな表現を可能にする道具制作の必要性が説かれる一方、mp3のような「データ移動の簡単さ」と、旅行のような「身体的な移動の困難さ」の対称性についても言及があり、移動の自由が制限される現実や、植民地主義的な力関係がいまだに音楽制作の現場に影を落としていることを述べていました。
後半では、Veraco (コロンビア)、Los Thuthanaka(アメリカ/ボリビア)、DJ Ramon Sucesso(ブラジル)、Sisso&Maiko(タンザニア)の音楽動画を視聴し、国や音楽ジャンルによる違いに触れました。
(興味のある方は聴いてみてください♪)

私たちは、音楽を単なる娯楽として消費するのではなく、その背後に横たわる政治的・社会的文脈を読み解く眼差しが必要なのではないかと考えました。また、ここ数年でAIは目覚ましく進歩し、私たちの生活は格段に便利になりました。ですが、誰もが同じAIを使いこなす世の中になれば、個人が持つ本来の個性や特性が失われてしまうかもしれません。便利さを享受する一方で、AI技術が持つこのリスクについて、改めて深く考えさせられました。
